入浴剤の選び方:種類の違いと1回あたりの値段
入浴剤は種類が多くて、どれにするか迷います。日本浴用剤工業会の資料を読んで、種類の違いと、使う前に知っておきたいことをまとめました。後半では、Yahoo!ショッピングで買える入浴剤を1回あたりの値段で並べています。
入浴剤は大きく6種類
入っている成分で分けると、次の6つになります。最近は、いくつかを組み合わせたものが多いそうです。
- 無機塩類系
- バスソルトなど。炭酸塩・塩化物・硫酸塩(エプソムソルトは硫酸マグネシウム)。粉や顆粒。入浴の温熱効果や清浄効果を高め、お湯をやわらかくするために入れられます。
- 炭酸ガス系
- お湯に入れるとシュワシュワ泡が出るタイプ。炭酸塩と有機酸の組み合わせで、錠剤や粒が多いです。
- 薬用植物系
- 生薬(ウコギ・オウゴンなど)が入ったもの。入浴の温熱効果を高めるために入れられます。
- 酵素系
- パパインなどの酵素で、肌を清潔にするのが目的です。
- 清涼系
- メントールでひんやり、炭酸水素ナトリウムでさっぱり。夏向けです。
- スキンケア系
- ホホバ油やグリセリンなどの保湿成分が入ったものです。
出典:日本浴用剤工業会「入浴剤の成分と種類」「入浴剤の効果とメカニズム」
「医薬部外品」と「浴用化粧品」は書ける効能が違う
入浴剤は法律上、医薬部外品と化粧品(浴用化粧品)に分かれます。
- 医薬部外品:製品ごとに国の承認を受けた効能だけを書けます。範囲はおおむね、疲労回復・冷え症・肩のこり・腰痛・あせも・しっしんなど。容器に「医薬部外品」と書いてあります。
- 浴用化粧品:書けるのは「皮膚を清浄にする」「皮膚をすこやかに保つ」「皮膚にうるおいを与える」など、化粧品の範囲だけです。
効能で選びたいときは、パッケージに「医薬部外品」と書いてあるかを見て、書いてある効能を確かめるのが確実です。
出典:日本浴用剤工業会「法規・表示について」
使う前に知っておきたいこと
入浴剤によっては、給湯器や浴槽を傷めることがあります。先にお家の給湯器・浴槽の説明書も確認してください。
- 泡が出るタイプ(錠剤・粒):泡が出ている間は、追い焚きやジェットバスを動かさないでください。異音や故障の原因になることがあります。溶かしながら入ると、まれにせき込むことがあるので、溶けきってから入ってください。
- 塩が入ったもの:お湯をそのままにしておくと、ステンレスや鉄がさびることがあります。入ったあとは早めにお湯を抜いて、浴槽まわりを水で流してください。
- 硫黄が入ったもの:給湯器や浴槽を傷めることがあるので、工業会は使用を控えるよう案内しています。強い酸性・アルカリ性になるものも同じです。
- にごるタイプ:木のお風呂には向きません。底が見えにくいので、すべらないように気をつけてください。
- 刻んだ生薬・粉のままの生薬:目の細かい布袋に入れて使います。配管が詰まる原因になります。
- 2種類を混ぜない:それぞれの良さが消えてしまうことがあります。
- 残り湯で洗濯するとき:柔軟剤と一緒に使うと、白い服に薄く色が移ることがあります。洗剤で洗ってきれいな水ですすいだあと、柔軟剤を使ってください(柔軟剤入り洗剤は大丈夫です)。
- 残り湯を植木や金魚の水に使わない:成分が合わない植物があります。
出典:日本浴用剤工業会「浴槽・風呂釜への影響」「洗濯への影響」「入浴剤の上手な使い方Q&A」
1回あたりの値段で比べる PR
Yahoo!ショッピングで買える入浴剤から、レビューが10件以上あるものを種類ごとに選びました。「1回あたり」は、商品名に「○回分」と書いてあるものだけ計算しています。錠剤と分包は1錠・1包あたりの値段です(1回に使う数は商品ごとに違います)。
炭酸ガス系(錠剤・粒)
無機塩類系(バスソルト)
薬用植物系(生薬)
値段・送料・レビューは2026年10月28日時点のものです。変わることがあるので、買う前に商品ページで確かめてください。商品は各ストアが売っています。「硫黄入り」は商品名に硫黄とあるものです(上の注意を見てください)。
お湯の温度
工業会の案内では、冬は40℃前後、夏は38℃前後のお湯にゆっくりつかるのがよいそうです。
出典:日本浴用剤工業会「入浴剤の上手な使い方Q&A」